もりたの雑記

参加したイベント等に対する感想をつれづれなるままに。

全く違う部署の三人が集まって対面で振り返りを共有してみた

はじめに

こんばんは。先日、RSGT2019に参加した感想を徒然と書き綴ったことにより、ブログデビューを果たしました。せっかくブログを始めたのだから、一回きりにならず、いろいろ自分が取り組んだことを備忘録として書いておこうと思い、第二回は上記のようなテーマで、書いてみようと思います。

きっかけ

このような取り組みを行ったのは、RSGTで大変お世話になった森さんのこのつぶやきでからでした。

 このアドバイスをいただいた私は、とりあえず、研修で仲が良くなったメンバーでできたグループのSNSに自分がした振り返りの内容を投下しました。

そうすると、他のメンバーからいろいろとアドバイスがもらえたり、メンバーが個人の振り返りを投下するなど、個人的には良い環境になり、個人の振り返りを共有することはいいことだなと思えてきました。しかし、同時に共有に関して、現状は文面でしか共有しておらず、その裏にあるその人の思いやそういった類のものがあまり見えないなあと思い、こうなったらとりあえず共有を文面ではなく、対面式にしてしまえばよいのでないかと思い、メンバーに提案したところ、メンバーにも快く承諾してもらいました。

やったこと

今回共有してみたメンバーは以下の三人です。見事に職種はバラバラです。

  • チームと言いつつも、他の人が何をしているのか全く見えない環境に悩んでいる経理部に所属している私、最近振り返りが楽しくなってきた
  • 業務量が多く、最近は休日出勤していることが判明した同期のデザイナー
  • 部署の周りの人との会話がなく、この振り返りの共有がその日の会社内での初めての会話の機会になってしまった同期のDBエンジニア

なんか暗い感じの紹介になってしまった…。

時間は夜の7時から、会社で提供される晩御飯を食べながら、はじめは雑談。その後7時半から振り返りの共有を開始しました。特に決まり事もなく、個人的にやっている振り返りを述べ、それに関する意見を交換しました。およそ一時間ほど意見を交わしましたが、最後の方も雑談で、もうすでに花粉症が到来していることや今週の土曜に私が行くことになっていたTeamlabの話などしていました。

わかったこと

このように対面で共有してみると、日々の振り返りをグループ内で投下するよりも多くの学びがあったような気がします。

  • タスクは一日でやることばかりに目を向けるのではなく、一週間などもう少し長期的な期間に目を向けて、一週間では〇〇をやるというような枠があってもいい
  • 仕事は全体のうち、2割を行い、その後に上司からのフィードバックをもらうとよい。このようにすることですべてこなした後に、大幅な修正が求められる確率は減るうえに、今後作業を進めていくうえで現れる制約などを事前に知ることもできる
  • 新人はとにかく聞くことが多いので、個人的に上司に聞くことで作業が終了する枠をカンバンの中に導入しているのだが、これがなかなかいいのではないかと受け入れられた
  • わからないことを聞いている時間や会議が個人的に設定しているタイムボックスを壊してしまう
  • 近くにいる人がまだ作業していると帰りづらい雰囲気はどのように変えられるのか
  • 業務量がとても多く、タイムボックスなどを無視して作業してしまう。そうでもしないと間に合わない場合はどのように対処すればよいのか
  • 上司にわからないことを聞く場合は、ただ「○○がわかりませんのでどうすればいいのですか?」と聞くのではなく、その問題に対する仮説を持ち出して尋ねるのが良い
  • このように週に一回くらい同期とおしゃべりする機会があってもいいのではないか

いろんなことがわかり、とても有意義な意見交換になりました。以下は、振り返りを共有した同期が紹介してくれた記事です。二割の話が出てきます。ご参考までに。

note.mu

次にやること

次にやってみたいことは以下の二つです。

  • もっと振り返りの共有に関して、テーマや、共有は〇分、意見交換は〇分みたいにきちんとしたスケジュールを組む。
  • 共有するメンバーを増やしたり、変えたりする。

一つ目に関しては、テーマやタイムボックスの設定が振り返りの共有にどのような影響を与えるのか、このような共有は今回のように時間も決めずにゆるゆるやった方がいいのかを確かめたい思いから実験的な意味でやりたいと思っています。

二つ目は、以下のツイートがきっかけです。

 

 振り返りを人に見せる際に毎日見せる人を変えるべきかどうかに関して、このようなコメントを森さんからいただきました。個人的にも実際に人が考えていることは千差万別なので、いろいろな人から意見をいただきたいと思っています。現状は振り返りを行っている人が周りに全然いないので、振り返りを行うことを推奨するところから始まるのかなと感じています。

おわりに

今回はこのような振り返りの共有について思ったことを徒然なるままに書きました。この記事を書いている途中に、今回やっていることは研修中にやっていたレトロスペクティブツアーに似ているなあと感じました。レトロスペクティブツアーとは、簡単に言うと自チームが行った振り返りを他チームの人々に共有することを言います。

speakerdeck.com

レトロスペクティブツアーの詳細に関してはこちらの資料をご覧ください。我々は研修時このレトロスペクティブツアーから多くのことを学んだので、間隔は空きましたが、今再び、このような振り返りの共有を行うことは決して不思議な流れではないのかなと感じています。今後はこの振り返りの共有がもっと充実するように人を増やしたりする物理的な場と共有前に余裕が持てる心理的な場、両方を整えていければなと思います。次回はお菓子でも持っていこうかな。

前回よりも内容が薄くなりましたが、今回はここら辺で筆をおかせていただきたいと思います。つたない文章でしたが、お読みいただきありがとうございました。