価値観ババ抜きやってみた
初めに
2019/10/21(月)、株式会社ヴァル研究所にて行われました「価値観ババ抜き大体験会」に参加してきました。個人的に価値観ババ抜きという名前だけは知っていて、イベントが開催されるたびに参加してみたいとは思っていたのですが、都合がなかなか合いませんでした。そんななか、都合がついたので、何をするんだろうととてもワクワクした気持ちで臨みました。
価値観ババ抜きにつきましては、下にリンクを貼ったウェブサイトに詳細がありますので、そちらをご覧いただけますと幸いです。
価値観とは
本イベントでは、ババ抜きの前に価値観を知るということについての説明がありました。
行動にエネルギーを与える3つの源泉
- 強み・・・・・得意なこと(人に聞けばわかる)
- 価値観・・・・大切にしていること
- 興味・関心・・好きなこと(自分に聞けばわかる)
上記のように、行動にエネルギーを与える3つの源泉のうち、『強み』と『興味・関心』は自分や他人に聞けばある程度理解ができる、いわゆる意識下にあるものです。一方、『価値観』は誰に聞いても分からない、いわゆる無意識下にあるもので、自分の言葉遣いなどに自然と表れています。そのような価値観を意識的に知るということが、このゲームの目的で、価値観を知るということは、チームビルディング等ではとても大事になってくるのかなと思いました。
マザー・テレサの警め
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
上記は世界的に有名なマザー・テレサさんの言葉だそうです。(インターネットで調べているとどうやら彼女の言葉ではないという説もあるそうです。)しかし、この言葉、会場の半数以上の方が知っていて、自分の知識不足を痛感しました。
この言葉の中にある『思考』というワードがこの場合でいう『価値観』に近しいものがあり、『価値観』が最後、『運命』にまでつながる…。自分の運命を変えるために、価値観を知ることって大事ですね。
マズローの五段階欲求説
マズローの五段階欲求説について、詳しくはインターネットで検索すればたくさん出てきますので、そちら参照いただけますと幸いです。(上に一例として掲載しておきます。)最近のアカデミックな心理学の世界では古いだなんて言われているそうですが…。このことと『価値観』に何の関係があるのかと思いましたが、このマズローが唱えている人の欲求とこの『価値観』、人によっても、シチュエーションによってもばらばらであるということが共通点だそうです。例えば、今我々は日本という安全な国にいるので、高次元な欲求を抱いていますが、この瞬間に南極に飛ばされたら、生きたいという生理的な欲求を抱くはずです。これと同じで、ライフステージや現在の環境に応じて、人の抱く『価値観』は異なっているということです。よく考えてみれば、当たり前のことかもしれませんが、意外と意識できていないことだなと個人的には感じました。
実際にやってみた
価値観に関する説明の後、実際に価値観ババ抜きを体験してみました。ババ抜きをする際、グランドルールとして以下の三つが制定されました。
- 正直に思ったことを話す。
- じっくり人の話を聴く。相手が詰まった時もじっくり待つ。
- 人が感じている想いに間違いということはない。
このルールもよくよく考えれば、どんなひととお話しするときも当たり前のことなのですが、自分の胸に聞いたときにできていないことがあるなと思いました。とりわけ、2つ目のじっくり人の話を聴くこと。こちらはおしゃべりの人間にはあまりにもつらいのですが、『人は話すことで思考が整理されるので、ひたすら待つことも対話では必要』というお話を聴いた経験のもと、じっくり待つことをとりわけ意識しました。個人的には、人が考えている時間に「ゆっくり考えて大丈夫ですよ」と声に出すことを実践してみたのですが、逆にプレッシャーを与えることにもつながりかねないのかなと振り返ってみて感じています。
あとは上記のnoteとほとんど同様のルールで進んでいきました。必ず左の人からカードをとり、右の人からカードをとられるサイクルで価値観のカードをとったり、取られたりしながら、あっという間に5周が過ぎていきました。個人的には左隣の人と価値観が全く異なっていたため、私がその人からとったカードを場に出し、その人がそのカードを回収するということが2回ほど起こったことがとても興味深かったです。4,5週目での価値観の選択がとっても苦しかった…。
私の現時点での価値観
この時ババ抜きした、自分の価値観は上記の写真のようになりました。イメージは土台に「ゆとり」「おもしろさ」があり、それを土台として「チームワーク」「学び」「貢献」がある感じをイメージしました。土台である「ゆとり」「おもしろさ」は自分の生きてきた人生においてこれがないと辛いという意味ではあまり変わらないのかなと感じました。一方で、「チームワーク」、「学び」、「貢献」といったものは社会人になってからの経験(研修であったり、配属後の部署の特性であったり)が深く影響しているのだなと感じました。
その後、苦心して選び抜いた5つの価値観をさらに絞るという苦悩が待ち構えていました。悩みに悩んで3つに絞った結果がこちらです。「ゆとり」を人生の軸として、仕事やなにかに取り組む際には「学び」と「貢献」を意識したいという思いからこの3つを価値観として選びました。本当に価値観を絞り込むのは難しい、苦しい…。
おわりに
価値観ババ抜きの他にもいろいろな学びがあるイベントでした。例えば、拍手の仕方。相手に向かって拍手をするというのは意外と大事で、自分に向かって拍手をされるというのは恥ずかしながらも多少うれしい気持ちもありました。細かいところですが、相手に喜ばれるうえでは大事だなと思いました。他にも自己紹介の方法(与えれたお題に関することをひたすらテーブル内でぐるぐる回していく)など、今後万が一自分がイベントを実施するうえで役に立つような知見が何個も得られたことが収穫でした。
本題の価値観ババ抜きもとても面白かったです。全員初対面の中でもこれだけ楽しかったのですから、気心知れた会社の同期や家族、友達とやってみたらどういう結果になるのか楽しみです。自分は他の人と比べたときに抽象度の高いカードをあまり選んでいないのが特徴かなと思いました。それだけ人の解釈によって異なる抽象度の高いカード(愛、自由など)があるのも、このゲームを面白くしている要因かなと思いました。インストラクター養成講座に参加すると、カードを買うことができるらしいので、12月中頃に参加してみようかな…。
ブログを書いていない間にも様々なイベントに参加してきたので、すこし時間が空いていますが、自分のためにもアウトプットをしていこうと思う今日この頃です。
つたない文章ですが、お読みいただきありがとうございました。